「タイヤがまた値上げされたと聞いたけれど、いつから、どのくらい上がったのか」「今からタイヤを買うと損なのでは」——タイヤ交換の時期が近づくと、こうした不安を感じる方も多いと思います。特に冬タイヤへの履き替えを控えた時期は、値上げのニュースが気になりやすいところです。
2026年は、ブリヂストン・DUNLOP・ミシュラン・ヨコハマタイヤ・コンチネンタル・ハンコックなどの主要メーカーが国内市販用タイヤの価格改定を発表し、2026年9月25日時点ですべて実施済みです。ブリヂストンとDUNLOP/FALKENは9月1日に改定しており、各社の平均改定率はおおむね3〜6%です。すでに改定後の価格で販売されている段階なので、今は「値上げ前に急いで買う」よりも、タイヤ本体と取付費用を合わせた総額で比較することが大切です。
この記事では、メーカー別の改定時期と改定率、値上げが販売価格にどう影響するのか、値上げ後でも交換総額を抑えるための比べ方、TIREHOOD・AUTOWAY・CARTUNEタイヤの使い分けまで解説します。改定内容は各メーカーの公式発表をもとに整理しています。
- 2026年に主要タイヤメーカーが値上げした時期と平均改定率
- メーカーの改定率と店頭価格の関係
- 値上げ後でもタイヤ交換の総額を抑える比べ方
- TIREHOOD・AUTOWAY・CARTUNEタイヤの使い分け
【結論】2026年の主なタイヤ値上げは実施済み。今は交換総額で比較する
2026年の主なタイヤ値上げは、3月から9月にかけて各メーカーが順次実施しており、9月1日のブリヂストン、DUNLOP/FALKEN、ミシュラン(冬タイヤ)、ヨコハマタイヤ(冬・オールシーズンなど)の改定をもって、主要メーカーの発表分は出そろっています。平均改定率はメーカーによって3〜6%程度です。
すでに改定後の価格が前提になっているため、今からタイヤを買う場合に確認したいのは「値上げ率」よりも「実際にいくら払うか」です。タイヤ本体の価格だけでなく、取付工賃、ゴムバルブ交換、廃タイヤ処分、送料などを含めた総額で比べると、購入先による差が見えやすくなります。
同じタイヤでも、購入先によって工賃に含まれる作業や追加費用の扱いが異なります。本体価格が安く見えても、取付までの総額では逆転することもあるため、同じサイズ・同じ本数・取付完了までの条件をそろえて比較しましょう。
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2026年のタイヤ値上げはいつから?メーカー別一覧
2026年のタイヤ値上げは、メーカーによって実施時期が異なり、夏タイヤと冬タイヤで時期を分けているメーカーもあります。各社の公式発表をもとに、実施日・平均改定率・対象商品を整理しました。
| メーカー | 実施日 | 平均改定率 | 主な対象商品 |
|---|---|---|---|
| ブリヂストン | 2026年9月1日 | 平均5% | 国内市販用タイヤ(夏・冬)、チューブ、フラップ |
| DUNLOP/FALKEN | 2026年9月1日 | 平均6% | 国内市販用タイヤ、チューブ、フラップ |
| ミシュラン/BFGoodrich | 夏タイヤ:2026年6月1日 冬タイヤ:2026年9月1日 | 3〜5%(商品グループ平均) | 乗用車・ライトトラック用(夏・冬)、二輪車用、トラック・バス用など |
| ヨコハマタイヤ | 夏タイヤ:2026年6月1日 冬・オールシーズンなど:2026年9月1日 | いずれも平均5% | 6月:乗用車・バン用(夏) 9月:乗用車・バン用(冬・オールシーズン)、トラック・バス用など |
| コンチネンタル | 夏・オールシーズン:2026年3月1日 冬タイヤ:2026年7月1日 | 平均5% | 乗用車用(夏・冬・オールシーズン)、トラック用、バイキング・ギスラベッド・ゼネラルタイヤブランド |
| ハンコック | 2026年7月1日 | 平均5% | 乗用車・バン用のオールシーズン・冬タイヤの一部商品 |
表のとおり、対象となる商品の範囲はメーカーごとに異なります。たとえば、ハンコックはオールシーズンタイヤと冬タイヤの一部商品が対象で、夏タイヤは今回の発表に含まれていません。また、どのメーカーも「商品やサイズにより改定率は異なる」としているため、すべてのタイヤが同じ率で値上げされたわけではありません。
ハンコックについては、国内倉庫からの出荷分は2026年7月1日の出荷分から、海外コンテナで発注する分は7月1日の納品分から改定するとしています。このように、同じメーカーでも流通経路によって適用の基準が異なる場合があります。
タイヤはどのくらい値上げされた?販売価格への影響
各社が発表している改定率は、主にメーカー出荷価格(代理店向け出荷価格など)の平均であり、お店で表示される販売価格が一律にその率だけ上がるという意味ではありません。
タイヤの店頭価格やネット通販の価格は、メーカーからの仕入れ価格に加えて、販売店の在庫状況、仕入れた時期、独自の値付けやキャンペーンなどによって決まります。そのため、同じ銘柄・同じサイズでも、販売店によって値上げの影響が表れる時期や幅は異なります。「平均5%の改定だから、4本でちょうど○円高くなる」と一律に計算することはできないため、実際の価格は購入時点で確認する必要があります。
各社が価格改定の理由として挙げている内容は、おおむね次のとおりです。
| メーカー | 公式発表で挙げられている主な理由 |
|---|---|
| ブリヂストン | 原材料価格の高騰、物流コスト・人件費・エネルギー費の上昇 |
| DUNLOP/FALKEN | 原材料価格の高騰、人件費・物流費・エネルギー費などのコスト上昇 |
| ミシュラン | 世界的なインフレ、原材料価格の上昇、エネルギー価格の高止まり、燃料費・輸送コストの上昇 |
| ヨコハマタイヤ | 物流費・人件費・エネルギー費の高止まり(9月実施分は原材料価格の高騰も追加) |
| コンチネンタル | 原材料価格や物流関連の輸送費の高止まり |
| ハンコック | 原材料価格の高止まり、製造工程のエネルギーコスト上昇 |
どのメーカーも、コスト削減などの企業努力だけでは上昇分を吸収しきれないと判断したことを改定の理由としています。原材料や物流、エネルギーといったコストは今後も変動する可能性があるため、「次にいつ下がるか」を待つよりも、必要なタイミングで条件をそろえて比較する方が現実的です。
値上げ後にタイヤを安く買う方法
値上げ後でもタイヤ交換の出費を抑えるには、サイズ・本数・取付条件をそろえたうえで、取付完了までの総額で比べることが基本です。具体的な進め方を3つに分けて解説します。
今のタイヤサイズを確認し、同じ条件で価格を比べる
価格を比べる前に、まず現在装着しているタイヤのサイズを確認しましょう。タイヤの側面には「195/65R15 91H」のように、幅・扁平率・リム径・荷重指数・速度記号が表示されています。運転席ドア付近のステッカーにも、車両指定のタイヤサイズが記載されていることが多いです。
サイズが1か所でも違うと、価格の比較そのものが成り立ちません。インチが大きくなったり、荷重指数や速度記号の条件が変わったりすると、同じ銘柄でも価格が変わるためです。車種検索だけで商品を選ぶと、グレードやオプションによって実際の装着サイズと異なる場合もあるため、今のタイヤの表示と照らし合わせておくと安心です。
比較するときは、サイズに加えて「銘柄」「本数」「確認した日」もそろえてください。値上げ前に見た価格と今の価格を比べても判断材料になりにくいため、同じ日に複数の購入先で確認するのが確実です。
タイヤ4本の価格と取付・処分までの総額を比べる
タイヤの購入費用は、本体価格だけでは決まりません。実際に支払う金額は、おおむね次の合計になります。
- タイヤ4本の本体価格
- 送料(通販で購入する場合)
- 脱着・組替え・バランス調整などの取付工賃
- ゴムバルブ交換料
- 廃タイヤ処分料
購入先によって、どこまでが工賃に含まれ、どこからが追加費用になるかは異なります。たとえば、ゴムバルブ交換や廃タイヤ処分が工賃に含まれているサービスもあれば、取付店ごとに別料金として設定されているサービスもあります。本体価格の安さだけで選ぶと、取付店で追加費用を支払った結果、総額では割高になることもあります。
また、ランフラットタイヤや大径ホイール、輸入車などは、工賃が割増になったり対応できる店舗が限られたりすることがあります。該当する方は、購入前に取付可能な店舗と費用を確認しておきましょう。
必要な性能を決めてから銘柄や購入先を広げる
価格を抑えたい場合は、最初に「自分の使い方に必要な性能」を決め、そのうえで候補の銘柄や購入先を広げる方法が効果的です。
たとえば、通勤や買い物など街乗りが中心なのか、高速道路をよく使うのか、雪道を走る機会があるのかによって、選ぶべきタイヤは変わります。必要な性能が決まっていれば、同じカテゴリーの中で国内メーカーの別シリーズや輸入タイヤまで候補を広げ、価格を比べやすくなります。
ただし、安さだけを優先して、サイズ・荷重指数・速度記号といった条件や、雪道性能などの必要な性能を満たさないタイヤを選ぶのは避けてください。取付店によっては対応できないタイヤもあるため、性能と取付条件の両方を満たすことを前提に、価格を比較しましょう。
TIREHOOD・AUTOWAY・CARTUNEタイヤはどう使い分ける?
どのサービスが必ず最安になるとは言えず、読者の条件によって向いているサービスは変わります。「購入と取付予約をまとめたいか」「輸入タイヤまで候補に入れたいか」「使いたい取付店が決まっているか」の3点で選び分けると判断しやすくなります。
| 比較項目 | TIREHOOD | AUTOWAY | CARTUNEタイヤ |
|---|---|---|---|
| 向いている人 | 購入と取付店の予約をまとめて進めたい人 | 輸入タイヤも含めて探したい人 | 銘柄から探し、希望する取付店を使いたい人 |
| 取付店の予約 | 購入と同時に予約・決済 | 取付店から日時の連絡がある | 取付店を自分で予約する |
| 工賃の支払い | 原則TIREHOOD上で決済 | 取付店に支払う | 取付店の料金を別途確認 |
| 追加費用の確認点 | ランフラット・特殊車両などの例外 | 廃タイヤ処分料・バルブ交換料 | 持ち込み対応の可否と工賃 |
TIREHOOD:購入と取付予約をまとめて進めたい人向け
TIREHOODは、タイヤの購入と同時に交換店舗と日時を予約でき、交換料金もネット上で決済できるサービスです。購入したタイヤは交換店舗へ直送されるため、予約日に車で店舗へ行けば交換できます。
公式情報では、タイヤのみを交換する場合の交換料金に、車体からの脱着、組替え、バランス調整、ゴムバルブ交換、廃タイヤ処分が含まれており、オートバックス店舗では窒素ガス充填も含まれます。店舗での支払いは原則発生しないため、総額を事前に把握しやすいのが特徴です。
一方で、例外もあります。ランフラットタイヤの交換料金は掲載料金の2倍となり、改造車やキャンピングカーなどの特殊車は別途工賃が発生する可能性があります。金属製バルブはゴムバルブ交換の対象外です。また、輸入車や扁平率45以下の低扁平タイヤ、19インチ以上のタイヤなどは対応できる店舗が限られるため、店舗ごとの対応サービスを確認する必要があります。
交換予約は最短で注文から5営業日後からで、スタッドレス需要期などは日数が変動すると案内されています。冬タイヤへの履き替えを予定している方は、余裕を持って予約しておくと安心です。口コミや保証内容、交換料金の詳細はタイヤフッドの評判・デメリットを解説した記事でまとめています。
\ 購入と交換予約をまとめて進められます /
AUTOWAY:輸入タイヤを含めて探したい人向け
AUTOWAYは、輸入タイヤを含めて幅広い銘柄から探したい人に向いている通販サイトです。購入したタイヤは、提携取付店のネットワーク「タイヤピット」の加盟店へ直送でき、全国統一の基本料金で取付を依頼できます。
公式情報では、基本料金に含まれるのは車体からのタイヤ・ホイールの脱着、組替え、バランス作業までで、廃タイヤ料とバルブ交換料は含まれません。これらの料金は加盟店ごとに設定されているため、取付店の詳細ページで事前に確認する必要があります。取付工賃は取付店に支払う形で、統一の基本料金を適用するにはオートウェイ発行の納品書または領収書の提示が求められます。
また、22インチ以上、ランフラットタイヤ、低扁平タイヤ、輸入車など標準的な仕様ではない場合は、取付ができなかったり別途工賃が発生したりする可能性があります。タイヤ本体の価格だけで判断せず、選んだ取付店の追加費用まで含めて総額を計算しましょう。
\ 輸入タイヤも含めて価格を比べられます /
CARTUNEタイヤ:銘柄から探し、希望する取付店を使いたい人向け
CARTUNEタイヤは、銘柄からタイヤを探し、自分が使いたい取付店で交換したい人に向いている通販サイトです。運営は東京証券取引所グロース市場に上場している株式会社イードです。
公式情報では、購入したタイヤを指定の取付店へ直送できるとしています。ただし、取付店の予約はCARTUNEタイヤのサービスではなく、案内されている予約サービスなどを使って自分で手配する形です。利用する取付店が「タイヤの持ち込み取付」に対応しているかを必ず事前に確認するよう案内されており、配送に時間がかかるため、取付日は5営業日以降で予約するよう求められています。
持ち込み取付の工賃や、廃タイヤ処分料・バルブ交換料の扱いは取付店によって異なります。行きつけの店舗がある方には使いやすい一方で、総額は「タイヤ代+送料+取付店の持ち込み工賃・追加費用」で計算する必要があります。
\ 銘柄からタイヤを探せます /
【CarItems流コラム】Hiroの視点|値上げ率より交換総額で比べる
Hiroタイヤの値上げニュースを見ると、「5%も上がったのか」「今買うと損をするのでは」と、数字だけが印象に残りやすいと感じます。ただ、発表されている改定率はメーカー出荷価格の平均で、自分が買うタイヤの支払額がそのまま同じ率で上がるとは限りません。
実際の支払額を左右するのは、値上げ率よりも「どこで買って、どこで付けるか」の部分だと思います。同じタイヤでも、工賃にゴムバルブ交換や廃タイヤ処分が含まれているかどうか、取付店で追加費用がかかるかどうかで、最終的な金額は変わります。
比べるときは、同じサイズ・同じ本数で、取付が終わるまでにかかる総額をそろえることが大切です。本体価格だけを並べると安く見える購入先が、工賃や処分料を足すと逆転することもあります。
私なら、まず今のタイヤサイズを確認し、候補の購入先ごとに「タイヤ4本+取付までの費用」を書き出して比べます。数字を横に並べれば、値上げのニュースに振り回されず、自分にとって納得できる選択がしやすくなります。
タイヤは安全に直結する部品なので、安さだけで決めず、必要な性能と取付条件を満たしたうえで総額を比べる。値上げ後の今だからこそ、この順番で考えることが後悔しにくい選び方だと思います。
よくある質問
【まとめ】値上げ後は取付までの総額で選ぶ
2026年の主要メーカーによるタイヤ値上げは、9月1日の改定をもって実施済みです。今からタイヤを購入する場合は、値上げ率に焦るよりも、同じ条件で取付までの総額を比べることが出費を抑える近道になります。
- 主要メーカーの値上げは2026年3月〜9月に実施済みで、平均改定率は3〜6%程度
- 改定率はメーカー出荷価格の平均で、店頭価格が一律に同じ率で上がるわけではない
- 同じサイズ・本数で、工賃や処分料を含めた取付までの総額で比較する
次のステップとして、まずは今のタイヤサイズを確認し、候補の購入先で取付までの総額を調べてみてください。冬タイヤへの履き替えを考えている方は、取付予約が混み合う前に比較を始めておくと安心です。
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